レントゲン検査にAI技術を導入しました
レントゲン検査にAI技術を導入しました
わが国では、肺がんでの死亡数が多く(がんの中で、男性1位、女性2位)、特に早期発見が重要になっています。
そこで当院では最新のAI技術を用いて開発した胸部レントゲン画像で病気を検出するソフト(FUJIFILM社CXR-AID)を導入しました。
▲小型拡張ユニット「EX-Mobile」
現在、放射線診断専門医の胸部レントゲン読影を行っておりますが、AI技術での補助診断を加えることで、高い見落とし防止が期待できます。
疑わしい病変があれば、胸部CTを行う事で、さらに詳しい診断が可能です。
健康診断や肺の病気(肺がん以外でも、肺炎や気胸など)が心配な方は、是非ご活用頂ければ幸いです。
当ソフトウェアにより、胸部X線画像を自動解析し、結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出しマーキングします。その領域を医師が再確認することで、見落とし防止ができます。
※下記のC T画像は解析対象ではありません。
X線画像に写る類円形の陰影で、肺がんが疑われる所見です。
境界の不明確な陰影で、主に肺炎や結核などの感染症に見られる画像所見です。
肺に穴が開くことで肺がしぼんでいく病気で、胸部X線画像では、肺と胸腔の間に空気領域が認められます。
肺がんや肺炎、気胸は、発見が遅れると重篤化する可能性があることから、早期発見が重要です。